いつも少し死んでいる

私の話なんて読まずに食べてください。

ジャニオタ2年生になりました

ジャニーズカウントダウン2019-2020』をもってジャニオタ2年生になりました。

元々10年くらい若手俳優界隈にいたので周囲からずっと「お前がジャニーズに行ったらやばい、やめておけ」と散々言われていました。自分でも「絶対にジャニオタにはならないぞ」と決めていました。そんな私がジャニオタ2年生です。世の中”絶対”なんてないんだなと改めて思いました。良い機会なのでここまでの経緯を書いておこうと思います。1つ前の記事との温度差が凄くて申し訳ないです。こちらが本性です。

 

★ジャニオタ1年生になるまで

新卒として入社した直後、早速社会人としての壁にぶち当たっていた私は唐突に「…キラキラしたアイドルを浴びたい」と思いました。金曜日の午後のことでした。金曜の夜、そう。ミュージックステーションです。その日はKing & Princeがデビュー後初登場の日だったのです。なんて偶然でしょう。

日頃本現場で仲良くしている身内から「絶対好きだから!」と事前に布教されていたこともあり、「よっしゃ、絶対キンプリ浴びるぞ!」の気持ちで帰宅しました。

で、『シンデレラガール』を披露する彼らを見た私は「ピンクの彼は!?君の名は!?」と衝撃を受けたのです。事前に布教してくれた身内には「絶対いわちが好きだよ、じぐいわが好きだよ」と言われていました。その通りだったよ。そのまま、あれよあれよという間にFCに入りました。動画を見て勉強しました。表紙を飾った『anan』も買いました。

実はこの頃、大好きな舞台シリーズにて推しの相棒が死んだり(推しの中で生き続けているので正確には死んでいません)、推してた俳優の舞台が虚無過ぎて「降りよう…」と思っていたり、なにかと本現場がつらかったので、ジャニーズという救世主に救われていました。

 

その後、夏本番を前に職場でのストレスから適応障害になり仕事を辞めました。自分のことで精一杯だったこともあり、「あの熱はなんだったのか?」という勢いでジャニーズから足が遠のきました。ジャニーズに救われたと書きましたが、やはり根が観劇オタクなので「ゴリゴリのジャニオタにはならないだろう」なんて心のどこかで思っていたのだと思います。2ndシングル『Memorial』のCMが流れる頃には「来年のFC継続はないかな…」というところまで到達していました。加えて岩橋玄樹くんがパニック障害による活動休止発表…。同じメンタルを病んだ人間としてとても心苦しかったです。

 

★ジャニオタ1年生

「来年のFC継続はないかな~」なんて、同じ時期に髙橋海人担になった高校時代の友人に言っていたのに、なぜピカピカのジャニオタ1年生になったのか。キンプリが嵐の『One Love』を歌ったからです。

ジャニーズカウントダウン2018-2019』見た方います?やばかったですよね?(急に話を振るな) Sexy Zoneのマリウス葉くんがステージから転落したことに動揺しつつ、Twitterで身内と実況していたら、あのOne Loveですよ…。この瞬間「あ、FC継続しなきゃ」と思いました。「自担いないじゃん!」とつっこみをもらいそうですが、むしろ自担がいない時に継続を決めるってすごいことですよ。多分。

そこからはもう真っ逆さまでした。本現場で傷ついた心をジャニーズで癒す日々…。「依存先を増やすことが自立に繋がる」とはよく言ったものです。高校時代の友人(キスマイ千賀担)も「キスマイ事で心が折れた時に2次元を見るようにしたらメンタルが安定した!」と言っていました。

身内の布教が上手いもんで(私がチョロすぎるとも言う)、3月くらいからYoutubeのジャニーズJr.チャンネルを見始めました。瞬く間にSnowmanSixTONESを覚えました。オタクなので、好きになった界隈で知らないことがあるのが嫌なのです。知らないことを知れるってとても楽しいです。これを学生時代の勉強でも発揮できていれば…。

夏、King & Princeのツアーが決まりました。横浜初日と北海道で2公演観ました。母にも連番した海ちゃん担の友人にもバイト先の主婦さんにも「自担いないのに北海道まで飛ぶの…」と言われました。でも楽しかったです。日頃劇場で大人しく座って観劇をしているので、歌って踊っている”アイドル”の彼らを見てその場で友人と興奮を共有できることがとても新鮮でした。そして、まんまとツアーバックのJr.達に目を付けました。

本現場でも贔屓のバックダンサーを見つけ、バックダンサーながらシリーズ皆勤賞だったその子がファイナルライブ千秋楽で挨拶をした瞬間、友人と一緒に号泣した前科持ちの私。まるで新しいおもちゃを手に入れた子どものようでした。名を馳せてほしい子達に出会ったので、それはまた別に記事を書こうと思います。

秋は本現場に通ってお花を出したり、なんだかんだしていたので一旦落ち着きました。…いや、多分落ち着いてないな。Jr.チャンネルの金曜担当がSixTONESから7 MEN 侍に変わったことによりはしゃいじゃっても~~。7 MEN 侍、めちゃくちゃ面白いグループじゃないですか?1粒で何度でも美味しいから凄い。注目してます。

 

★ジャニオタ2年生

友人がカウコンを当ててくれました。カウントダウンの瞬間は銀テ争奪戦をしていたので、あまり記憶がありませんがあっという間に2年生の新学期が始まりました。3日後にはジャニアイに行きました。本現場よりも先に推し事始めしてしまった。初めての帝国劇場を本現場ではなくジャニーズで飾ったことにも驚いています。

自担のいないままジャニオタ1年生を過ごしたので、ブレッブレのクソDDみたいな1年でした。友人にも「誰のオタク?」と言われます。私自身、「岩橋担を名乗っていいのか…。」とたまに考えます。でも、きっと「いわちが戻ってくるまで現場行かない!」って決めてしまったらご本人は悲しむんじゃないかなあ…と思っているので、なるべくなんでもないように過ごしています。個人的に気が滅入っちゃいそうだし…。勿論、復帰まで現場を控えるという岩橋担の方を否定しているわけではありません!

それでもたまに無償に寂しくなります。紅白で披露したあの衣装を着ている玄樹くんが見たい。あの王子様衣装天才すぎてホテルでもカウコンでも叫んじゃったよ。いつか衣装展とかやってほしいな~。

話が逸れてしまった。メンタル系が本当に苦しいのも、3ヶ月くらいで復帰しようとしてやっぱり無理だったっていうあの流れも、本当に、痛いほどよく分かります。ちょっと元気になったような感覚に陥って「戻らなきゃ、なんとかしなきゃ」って思って、結局自滅する。私も全く同じことをしました。いつになってもいいから、ゆっくり休んで戻ってきてほしいです。オタクはなんとか生きているので大丈夫です。King & Princeは6人だよ。

 

★最後に

本当にブレッブレの1年を過ごしていたので、ジャニオタ大先輩や自担一筋の方に刺されたって仕方ないなあ、と思っています。私も本現場に茶の間DDがいると何とも言えない気持ちになるので…。

大学生の頃、現代文化・若者文化について学んだりしていたので「若俳とアイドルの違いって何!?」と当時頭を抱えていたのですが、最近は何となく違いが掴めるようになってきた気がします。

これは様々な考え方があると思うし、正解のないことだと思うので一個人の考えとして捉えてほしいのですが、例えるなら同じ”光り”だけど種類が違う。若俳が足元を照らす灯りなら、アイドルは全てを照らす太陽かなと思っています。読書などと同じで、若俳の本業である演劇は「こういう人・考え方もありますよ」とこっそり教えてくれるものだと私は考えています。だから読書も観劇も絶対に必要なものではないけど、知っているとその後の人生が豊かになる。

一方でアイドルが行うコンサート。もう光りの中の光りじゃないですか、我々にとって。急に投げやりになってしまって申し訳ないのですが、浴びている時の多幸感がとにかく半端ない。浴びすぎると日焼けもするし目にも良くないけど。でも、アイドルの彼らだって俳優のお仕事をするし、そう考えたらキリがない。こう違うと思う!っていう考えを持っている方がいたら是非教えてください。

もしも、ジャニオタ10年選手として若俳界隈に最近入学していたらまた考え方も変わっていたのかな…。太陽と灯りの両方がないと人は生活できないと思うので、私は若俳オタクとしてジャニーズに出会えて良かったなと思っています。今年も現場の両立頑張ろ~!

 ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!