いつも少し死んでいる

私の話なんて読まずに食べてください。

神様を失った日

「さすがにこんなに激重なはてブロを書いてすぐには出せない、一晩寝かせよう。」と思って放置していた記事を1ヶ月ぶりに読み返しました。とにかく絶望していて、それでもどうにか昇華したかったんだな、と他人事のように思いました。

久しぶりに読んだら「重くて根暗なオタクって感じがしていいやん!誰が書いたん?」みたいなテンションで読めたので、今公開してみようと思います。追記に投げてます。

 

岩橋くん、退所した後すぐにインスタを開設してくれましたね。2年半ぶりの新規絵は涙なしには見れませんでした。いつも更新してくれてありがとう。どこかで穏やかに過ごしていることが分かって本当に嬉しいです。生きてることが最大のファンサ。

 

 

 

 

2021年3月29日、King&Princeの岩橋玄樹くんがグループを脱退、事務所を退所、芸能界を引退することを発表しました。
1日経ってもこの字面を直視できません。ファンにとって、少なくとも私にとっては一番考えたくなかった結末でした。とにかく苦しくて悲しくてどうしようもなくて、とりあえず何かをつらつら書き留めておきたくてはてブロを開きましたが言葉が出ません。
オタクによるはてブロなど、お気持ち表明とポエムが大半だと思うので今日くらいは感情的になっても許してください。(誰に許可を取ってるんだろう…。)


「キラキラしたジャニーズが浴びたい。」
これがすべての始まりでした。
新卒入社後、早速社会人としての壁にぶち当たっていた私は唐突に「ジャニーズを浴びたい」と思いました。その日は偶然にもMステにKing & Princeがデビュー後初登場する日。『シンデレラガール』を披露する彼らを見た私は「ピンクの彼は!?!?」と衝撃を受けました。
実は以前より身内オタクから「絶対好きだから!!」と岩橋くんの布教を受けていたのですが、Mステを見るまで「今まで布教を受けてたあの可愛い子はキンプリの中にいるんでしたっけ…」程度の認知度でした。
更に、布教を受けても「私がジャニオタになったら終わる!絶対ジャニーズにはいかない!怖い!」と沼落ちに怯えていました。

それがあの瞬間、まんまと岩橋くんに魅了されてしまいました。
そこからあれよあれよとFCに入り、出演番組を見て、雑誌を読み、彼の事を知るようになりました。
しかし、その後すぐ適応障害になり仕事を辞めました。自分のことで精一杯だったこともあり、一気にジャニーズから足が遠のきました。2ndシングル『Memorial』のCMが流れる頃には「来年のFC継続はないかな…」というところまで到達していました。加えて岩橋玄樹くんがパニック障害による活動休止発表。病名は違えど、同じくメンタルを病んだ人間としてとても心苦しかった。(ここら辺の文は以前書いたものからコピペしてます。)



ここで私の岩橋くんに関する記憶は止まっています。
その後2018-2019年のカウコンでキンプリちゃんが『One Love』を歌ったことで再熱し、2019年のツアーで見つけたJr.を掛け持ちするゴリゴリのジャニオタになりました。
「ただ岩橋くんの帰りを待つ日々」から「岩橋くんの帰りを待つ傍らでJr.の自担を応援する日々」へと変わり、そして日に日に岩橋くんとJr.の自担とで気持ちの比率が変わっていくことに恐怖と焦りを覚えました。

「本当に私なんかが岩橋担を名乗って良かったのかな?」と思うことが今まで何度もありました。ちゃんと現場に行って、手紙で思いを伝えたり、彼の為に何かをしてあげる人のことを岩橋担と呼ぶのであれば、悔しいですが私はきっと岩橋担とは呼べません。こんなところでポエムを書こうと「いや茶の間じゃん」ともう1人の自分が怒ります。(余談ですが、なぜ”ちゃんとしたオタク”という事柄に過敏なのかというと、別界隈でどうしても現場にいけなかった時期に多ステ当たり前のフォロワーから「行けないんじゃなくて行かないんでしょ(笑)」と嫌味を言われたからです。)

 

先程も書いたように私はデビューからのファンであり、熱心なティアラになった頃にはすれ違いで岩橋くんはお休みしていたので彼に関する”過去”も”今”も極端に少なく、だからこそ”あるはずの未来”を想像して待っていました。

「この曲のこの衣装をいわちが着たら…」、「FC動画で復帰の挨拶をしたら私泣いちゃうな…」、「仕事量の多さに”もう追いきれないよー!”と友達にLINEをしたい」、「復帰したら”転職に成功したのは岩橋くんの存在があったからです”とお礼の手紙を書こう…」、「ピンクのネイルにピンクの小物を身につけて会場でピンクのペンライトを早く振りたい」…。それら全部が打ち砕かれてしまい、本当に文字通り希望を失ったような感覚です。勿論、彼を責めたりはしていません、責めるとするならばあまりにも間が悪かった自分です。

そんなことを思いながら見たFC動画は涙が止まらなかった。きっとつらいのはメンバーも一緒、むしろそれ以上なのに。

 

彼に関する具体的な思い出や熱心に語れる出来事があるわけではないけれど、玄樹くんがいなかったら絶対にジャニーズのオタクにはなっていませんでした。それくらい、たった一人の神様のようなアイドルでした。代えなんてきかない。Jr.の自担は神様が作り出した最高傑作だと思っていますが、彼自身は”神様”ではない。好きのジャンルがあまりにも違う。

 

岩橋玄樹くん、新しい世界を見せてくれて本当にありがとう。貴方を好きになったから気づけたこと、貴方を待っていたからこそ出会えた縁があります。ほんの一瞬でも、玄樹くんのことを応援できたことを心の底から誇りに思います。

玄樹くんにとって、息のしやすいどこかで笑っていてくれたらもうそれで充分です。穏やかに過ごしてね。ありがとう、またね。